Le 6 mars 2012 Bombay :

モンバイ空港はまだまだ最新になってないようであった。旦那が6年ほど前にこの空港に来たときは、私が依然見た、デリー.のような空港。。電線が天井にいくつもぶら下がって今にも停電で壊れるような暗くて怪しい空港だったらしい。 
今はなるほど、立て替えて、入れ物は国際空港という感じになった。 
でもやはり、インターネットエリアはちょぼい、チャージしようと思うとコンセントがしっかりつながらなくて、ブランとぶら下がる。やはりインドだなあと思う。そのうえ蚊もいる。空港にかがいるのはなんか場違いな気がして面白いと思う。 

その点、中国は空港を建て替えるときに抜け目がないと思う。彼らは抜け目なく世界が驚くような空港を作って見せた。 
インドも、どうせ立て替えるなら最新の設備をそろえたほうがあとから困らなくていいのにと思った麗子であった。同時にそこがいかにも丼なインドらしくて可愛い思うのであった。 

南インドは混乱の中に秩序とハーモニーが存在するようであった。 

空港まで走るタクシーの中で、信号というものが走る車にまったく無視され続けるかしたがってるのか判らない無秩序。信号の表示の複雑でよくわからない表示。それも信号はすぐ変わるので、守るのはほぼ無理のような感じがする。無秩序に歩行者は道路を渡る。その無秩序の中を車は派手すぎるクラックションをならしながらブンブン走りまくるのだ。高速道路らしき道路に入っても、クラクションはなりっぱなしである。郊外に入るとトクトクがその競争に加わる。 

何年からかしらないが、空港の大型バスの送迎は禁止され、タクシーを使うしかなくなった。トクトクはしない乗り入れ全面禁止なので、市内に泊まってる外国旅行者はタクシーを雇うことになる。年々物価が上昇するムンバイにあって、この空港に行くタクシーの値段は6年間上昇していない。20キロ以上走り、1時間半かかるのに、たったの5ユーロぐらいなのだ。そのタクシーの値段も頼むドライバーによって違ってくる。メーターの制度と言われながら現実には確立してないのであった。 

解けない糸のように絡まって混乱しているルール。それでも何とか正常に働くようにしたり、それでもいがみ合い無く仲良く暮らしているのが南インドの人たちであるような気がする。そして、もしかしたらこの混乱は、インド人は決してなくせないものであるかもしれないし,もしなくせたとしたら、この不思議なハーモニーは無くなるのではないかとも思われた。 

南インドは混乱の中に秩序とハーモニーが存在する。。と言うのを最後の終章でこの旅日記は終わります。 

読んでくれた皆さん有難う。大変お世話になりました

日本はもう直ぐ311から1年。いろいろな方のご冥福を祈ると同時にたくさんの人の頑張りに拍手します。