Kolkata

コルカタ=============

やれやれ。。病気になってしまった。病名はなんだかわからない。飛行機で一睡もできなくヴィデオにふけってそのうえ編み物をしていたので、眼に悪かった。その割にはコルカタに到着しても元気で、空港にある予約センターで早々とブバネシュワールまでの列車を予約したし、コルカタのホテルも既にネットで予約してあった。ほっとした。不眠でそこまで頑張りすぎたのか? コルカタが夕方だと言うのに40度だったのが災いしたのか、陸地に降りて、タクシーに乗って喧騒の中を、ホテルに着くと、頭痛が忍び寄ってきた。直ると思ったのに次の日は、まとわりつく湿気に体はついていけず、祈りながらベットに付していた。。酷い頭痛になっていた。熱くて眠れない、、頭痛がひどくて、体を動かすこともできない。薬を飲んでも治らない。ガラガラと、飛行機の騒音のような扇風機2台が、ゼロ戦でもあるかのように天井でうなり、私の頭の中はそれ以上の戦争だった。飛行機の中の気圧で圧縮された風船が、地上の気圧で突然膨らんだかのように。。。頭の中は酷い騒ぎになっていた。

朝になれば何とかなるだろうが、この分では夕食も食べられないかもしれないになり、この分では2日目も立てないかもになり、動けるだろうか?旅行ができるのだろうか?と心配になり、果たして、この旅行3週間寝たきりであろうか?となり、希望が果てたころ、起きだす時間は長くなり、ベットに戻らなくてもよくなった。3日目だった。時間にしたら48時間苦しんだだけなのに何故か永遠に感じたのは、インドが異国であり、気温40度湿度100パーセントと経験したことがない暑さで、クーラーがない部屋に虫の様に転がっていたからだ。

それでもいつもと違って、腸だけは正常に動き続けた。グルテンフリーを飛行機内でも続けたのが幸いしたようである。これは大変ラッキーであった。いつもならどこに行っても1週間便秘になり、毎日不快なのだが、今回は、まったくの腸美人。これだけでもかなりラッキーであった。

インド到着3日目にしてやっと文章を打つ気になった。大体健康になっている。。。と言っても今日の朝は、腰が痛くて立てなくなって旦那に引っ張ってもらった。旦那によれば私はいとも繊細であると言う。やっと知ったか、もも太郎。。4日目にブバネシュワールの列車に乗っている。それだけでも何とかなったかあ~。コルカタはほぼ安宿の湿気で口落ちた壁しか印象にない。インドは暑い。いや湿気が凄い。これじゃあ、サウナじゃないか。。それでもベットに張り付いて痛みが消えるように祈っているより、何も動けずついにはコルコタは寝たきりになったのよりは、満員で蒸し風呂のぼろ列車の中でうだつようにゆれているほうが幸せに思ったとは、、、幸せとはいつも比較なのかと自分を笑った。